五山送り火

毎年8月16日に行われる京都の五山の送り火を観に行く。18時ごろ家を出、18時30分ごろJRの最寄り駅から、43分の新快速に乗る。京都駅で地下鉄に乗り換え。予想通り、電車はやや混雑しており、丸太町駅送り火目当てであろう人たちの多くが降りる。私はそのまま北大路駅まで行く。混雑を避けるためだ。北大路駅から適当に東へ行くと鴨川に行き着く。駅周辺には多くの人がおり、増員された警備員がいる。北大路橋で場所を確保しようとするが、警備員は橋はダメだというので、北大路橋から南のくだり方向に進み、道路から鴨川へと続く坂になっている草むらで待機。こちらは案外空いており、見物場所の確保は難しくない。見物人のざわざわとした声や鴨川の水の音、それに虫の鳴き声がよく聞こえる。周りは人の顔が見えない程度に薄暗い。気温は高いが真夏の暑さのピークはすぎていてまだマシだ。歩くと暑いが座っている分には、それほど暑さは感じない。

夜8時ごろ小さな火が見える。やがて、じわじわと「大」の字へと変わる。いまこうやって暗がりで虫の鳴き声や鴨川の水音があって、そしてたくさんの人と同じように送り火を観ていることが、とても特別な気がして高揚した。「大」の字が闇夜に浮かび上がるのを10分から15分見た。その後他の字を見るつもりなので鴨川沿いを上流へと歩く。足取りに迷いがない年齢を重ねた夫婦がいて間違いがなさそうなのでついていく。5〜10分いくらか歩いたところで北山通りの橋にたどり着いた。ここから舟の形をした送り火を見ることができる。こちらにもたくさんの人がいた。ここで、舟の形がほとんど失われるまで見た。結局、二文字しか観ていないけれど、満足して帰宅した。